機械工具のメーカーだそうです。　
だそうです、と言うのは直接そのメーカーさんから受注することはほとんどなく、広告代理店だったり
デザイナーさんだったり衣服を納品している作業服メーカーとかが間にはいってご注文されることが多いからです。
いまでこそワッペンを作りたいと思えばネットで検索して価格や納期など様々な情報を得ることができますが
一昔前はどこに頼んでいいのか分からず皆さん大変困っていたようです。
そもそも刺繍屋という前は『ネーム屋』といいまだ既製服が一般的ではなかった頃に、仕立て屋が持ち込む
注文服の見返しにその場で個人名をフリーハンド(横振り刺繍と言います)で入れるのが主な仕事でした。
ですからお客様があまり来ると仕事が出来ないため知ってる人だけくればいい、という理由でとっても
分かりにくいところにありました。その名残で現在でも殿様商売をしている刺繍屋さんもいる、と聞いています。
明日からの世間さまは三連休ですが、当店は５時まで営業しています。