いやぁ～参りました。
２週間ほど前のことです。夕方に突然問い合わせの電話がありジャンバーの内側に刺繍が入るか？
とおっしゃいます。わたしは背広の個人名みたいに小さな文字をポケットの口にいれるものだと思い簡単に
ハイできますよ、とお答えしたのですが・・・・。
その後あせった様子ですぐにご来店なさりお伺いすると、有名な同僚の外国人選手が明後日帰国なさるそうで
その記念に刺繍で名前と漢字の熟語を入れてあげたいと。
そこでこのややっこしい仕事が出来る刺繍屋を洋服屋にまで聞きまわったがどこにも断られ困っている、とのお話です。
それが定休日の前日、火曜日の夜のことです。私も最初は断りました。
でも１９０センチ近い巨漢のしかも、礼儀正しい青年が小さくなって｢何とか、何とかお願いしますぅ｣と懇願されついに折れました。
｢６０のジイさんの週にたった一回の休みを潰すなよな｣と、だけは言わせてもらいましたが・・・。
さあそれからが八面六臂の大活躍で、こんなに大きな文字を内側に縦に入れるにはどうしたってホドかなくては不可能です。
そこで近所のリフォーム屋さんを叩き起こし、タッグマッチを組んで定休日を丸々潰して何とか間に合わせました。
大変喜び感謝されたのは言うまでもありません。しっかし参った