以前からご贔屓いただいています、開誠館ゴルフ部さまからのご注文です。
画像ではわかりにくいかも知れませんが、高価なエナメルバッグへの刺繍です。
絶対ナイショですよじつはこういうバッグの刺繍はできることならやりたくないのです。
理由は三つあります。まず、野球部用に作られた刺繍部分がベロンと大きく開くバッグは問題ないのですが
それ以外のバッグはとてもやりにくいのです。これは説明してもうまく伝わらないかもしれませんが、とにかく
ミシンにセットしにくいということです。二つ目はやり直しが効かないということです。なにかの拍子で枠から
外れる、ずれると糸をホドいても針穴が残りお金を頂けません。それどころか定価で弁償です。
三つ目は大変な注意が必要だということです。エナメルの素材も日々変化し去年縫えたものが今年は
シリコンを噴いたり特殊な芯をひいたりしないと縫えないこともありました。
終わるとバンザイしたくなるほどの加工なのです。アー疲れた、明日の休日はグッタリです。