CAP刺繍。
一昔前は(約10年ほど・・・)帽子の前部、額に刺繍を入れることは出来ませんでした。
考えてみれば平面の刺繍は二次元で丸みをおびた帽子の前は三次元の世界ですし
鍔(庇、ひさし)が邪魔をして枠にハメて縫うことが出来なかったからです。
そのため各地には帽子のツバを外して刺繍の後また縫ってくれる業者がいたほどです。
それほど特殊だった帽子の製品刺繍も新しい枠の開発でとても綺麗に簡単に出来るようになりました。
なお、ひたいへの刺繍の場合横巾はかなりまで大きく刺繍できますが、縦の天地はせいぜい6cmぐらい
しか刺繍が出来ません。
もっと大きく刺繍の入っている帽子があるじゃないか、と言われそうですがあれは全て生地の段階で
刺繍して、それから縫製しています。工程が全く違うのです。
今日の画像で使用した文字は規制書体のオールドイングリッシュと言います、当然型代は掛かりません。
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